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亡き人への手紙

ここ数年私の身近な人で、若くしてこの世を後にされる方が毎年のようにおられる。昨年の9月には同級生が癌で亡くなった。亡くなる前にメールのやり取りをして、お互いの近況を伝えたりして、高校生の頃がよみがえったような気分でとても懐かしくかつ嬉しかった。30年以上も経っているのに、普通にやり取りができる。同級生とはいいものだ。そうこうしているうちに突然連絡が途絶え、数日後に亡くなったという連絡が入った。とても悲しかった。1年たった今でも、心の整理がついているのかどうか自分でもわからない。色々な人と話す際にも、心の整理をしていきましょうとお話をしていながら、自分自身なかなか整理ができていない現実を感じた。そんな時、ふと新聞をみていると次のような記事があった。

【京都新聞8月11日凡語より】
何かとメールで済ます昨今、この言葉は胸に響く。《全身全力を込めて正直に愛の手紙を書きなさい。すると、あなたの体内は大掃除をしたように清潔になり・・・》
反戦ジャーナリストの故むのたけじさんがラブレターの心得を自著「99歳一日一言」に記す。故人の思いをつづることにも通じるだろう。
舞鶴市北吸の大聖寺に、亡き人に手紙を投かんする「緑のポスト」がある。元々、役目を終え、檀家から送られた丸形ポストを、さい銭箱に活用してきた。ある日一通の手紙が入っていた。「空の上で遊んでいますか」わが子を亡くした母親のようだった。
松尾眞弘住職(59)が昨年ポストの趣旨をインスタグラムに投稿すると、たちまち反響があった。文字にすれば心が整理できたり、解決の糸口が浮かんだりする。「いろんな人の気持ちをつなげたい」
手紙は今年6月から受け付け100通近くにのぼる。開封はせず本堂の本尊前に供えている。父へ、母へ、おじいちゃんへ、おばあちゃんへ・・・。思いが届くよう、彼岸の頃にたきあげる。
関東から訪れた若い女性は2時間ほど集中してペンを執ったという。「人生で一番長い手紙を書きました。気持ちが晴れました」。お盆が近い。大切な人への一字一字。心の大掃除は自分を見つめなおす時間になる。

この記事を見て、私も手紙を書いて心の整理をしてみようと思いました。

投稿者:k3manage | Posted in 未分類 | No Comments »

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