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奇跡の一本松

一本松 およそ7万本もの松が立ち並んでいた岩手県陸前高田市の景勝地・高田松原で津波に流されず唯一生き残った「奇跡の一本松」

 松の高さは30メートルもあり、他の松よりも背が高く枝が高い位置にあったのでがれきに引っかからずに流されなかったと考えられています。その一本松の周辺が震災でおよそ80センチも地盤沈下して、末端の部分のほとんどが根腐れして、水や養分を吸収できなくなってしまい、回復は極めて難しいと言われています。なんとか震災の証として枯れずに残ってほしいと思います。

 そんな一本松ですが、保護団体が6月に採取した枝を接ぎ木にして、9本の松が15センチに成長しているだとか、昨年松原を訪れた主婦の方が拾って持ち帰った松ぼっくりから芽が出ているという明るいニュースも届いているそうです。

 

 

ボランティア 私がなぜ「一本松」を取り上げたかといいますと、10月28日から30日にかけてボランティアに参加して、陸前高田市に行ってきたからです。当初、京丹後市の高校生を対象にボランティアを募っていたのですが、参加人数が少なく一般参加もOKとなり、高2の息子と一緒に参加しました。バスで一泊、高田市の廃校になった小学校に一泊の2泊3日でした。ボランティアと言ってもほんの4,5時間の作業でしたが、がれきの中から診察券や印鑑が見つかったと聞きましたので、少しは役に立てたのかな・・・と思いました。

 私たちが作業した場所が、あの「奇跡の一本松」から300メートル位の場所で、辺りはバスの高さほどのがれきの山、山、山。大きな建物が残っているだけであとは荒れ地とがれきの山。私も他の方も言葉を失いただあたりを見ているだけでした。

 一晩泊めていただいた廃校の小学校では、他のボランティアの団体もいましたし、その方たちを受け入れ作業する場所の振り分けやら色々なことをされているボランティアの人たちも大変だなと思いました。たくさんの人たちが関わり一日でも早く復興し震災前の生活に戻れるようにこれからも応援していきたいと思っています。

投稿者:haru | Posted in スタッフのつぶやき | No Comments »
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