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思うに…

少々重たい事を書きます。

先日、祖母が亡くなりました。享年88歳。天寿を全うしたのかな、とも思いますが、もう少し生きていて欲しかった、というのが本音です。

ちなみに血は繋がっていません。

認知症を発症してから一緒に暮らすようになって8年間。
アルツハイマー型認知症が徐々に進行し、最初の頃は一通りの事が自分でできていた祖母ですが、会話が繋がらなくなり、ろう便も時にはするようになりました。

介護は基本的に母に任せ、僕は時折する程度で主にアドバイスをしていました。介護の仕事をしているのだからおまえがやればいいじゃないか、と思われる方もおられると思います。

もっともな意見ですが、仕事で疲れて家に帰った後、また介護をする気にはあまりなれませんでした。

祖母は独特のクセがあり、頻繁に服や生地等を引きちぎり、困り果てた結果時折ミトンやろう便防止パンツもはいてもらってました。

人間の尊厳を守る、という観点から言えば、明らかに間違った行為です。

しかし家で介護をするとなると、仕事でするようにはいかない部分も出てくるのも事実。

でも本人の立場に立って考えなければならない事も事実なのです。

祖母の亡くなった姿を見た時はさすがに泣きました。

本人の尊厳を守りながら介護をする。その答えが見つかる時がくるのか僕には分かりません。

 

投稿者:UBARIN | Posted in スタッフのつぶやき | No Comments »

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